今日は、改めて少し考えてみてほしいテーマがあります。
「目の前の現実は、自分の心の投影」
「自分が変われば、現実も変わる」
「起きていることは、すべて自分が引き寄せている」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
私は、これらの言葉を、全否定したいわけではありません。
自分のものの見方が変われば、
同じ出来事でも感じ方が変わることがあります。
私自身、過去の辛かった出来事に対して
セッションを受けたりセルフワークをして
見え方や解釈が変化して、
すごく楽になった経験をたくさんしています。
自分の行動が変われば、
周りとの関係性が変わることもあります。
そういう意味では、
「自分の内側と現実には関係がある」ということは、
確かにあると思っています。
でも、この考え方が
「今の苦しい現実も、あなたが作ったもの」
というところまで進んでしまったら、
どうでしょうか?
私は、ここにはちょっと注意が必要だと思っています。
「現実は自分の心の投影」と言われて、苦しくなる人
たとえば、
「人間関係がうまくいかないのは、自分の内側に問題があるから」
「病気になったのは、怪我をしたのは、事故に遭ったのは
自分の潜在意識の中にその原因があったからだ」
「願いが叶わないのは、本当は自分が望んでいないから」
そんなふうに考え始めると、
「じゃあ、もっと自分を変えなきゃ」
「もっと前向きにならなきゃ」
「もっといい気分で、波動を高くいなきゃ」
「ネガティブなことを考えちゃダメだ」
と、どんどん自分を監視するようになってしまうことがあります。
そして、現実が変わらないとき、
「私のやり方が悪いんだ」
「まだ潜在意識が変わっていないんだ」
「私の波動が低いんだ」
と、結局また自分を責めてしまう。
これって、苦しくないでしょうか?
私も過去にこう思っていた時は、
自分を責めて苦しかったです。
「自分に原因がある」と考えることと、
「自分を責めること」は違う
ここは、とても大事なところだと思っています。
自分の内側を見ることは大切です。
「私は何を感じているんだろう?」
「どうしてこの人の言葉にこんなに傷つくんだろう?」
「私は本当はどうしたいんだろう?」
そうやって自分を理解していくことで、
人生は少しずつ変わっていくのですから。
でも、
「自分を理解すること」と
「何でも自分のせいにすること」は、まったく違います。
目の前で起きていることには、
自分の考え方や行動だけではなく、
相手の意思や行動、環境、
社会的な状況、偶然、身体的な条件など、
いろいろなものが関係しています。
すべてを「私の内側が引き寄せた」と説明しなくてもいいんですよね。
ここで、私の大好きで尊敬しているセラピスト
徳山なおこちゃんのブログ記事を紹介したいと思います。
なおちゃんのこのブログの文章は
けっこう長くて、ちょっとした論文みたいです。笑
もしかしたら少し難しい部分もあるかもしれません、が
読み応えは重量級です。
「引き寄せの法則」や「鏡の法則」などの考え方を、
ただ否定しているのではなくて
「なぜ、それを信じることで苦しくなってしまうのか?」
ということを、心理やトラウマ、非二元など、
さまざまな視点から考えている、とても興味深い記事です。
過去の私や、なおちゃんのように、
「こういう法則を信じて、一生懸命自分を変えようとしてきた」
「なのに現実が変わらなくて、自分を責めてしまった」
そんな人に、一人でも届いたらいいなと思っています。
よかったら、ぜひ読んでみてください。
「引き寄せが叶わず苦しい人、自分を責めている人へ①現実は本当に『思い通り』になるのか?」
【引き寄せ】が叶わず苦しい人、自分を責めている人へ②「叶わない世界」を敵にしない生き方|非二元・トラウマセラピーの視点から見る自我(エゴ)の仕組み

