見たくないものと一緒に居るよ

 

見たくないモノから 
目をそらそうとすれば 
一生、見ないフリをしたまま 
この肉体を終える事も出来るだろう。
 
まっすぐ見つめるのは 
あまりにも痛くて 
惨めで 
情けなくて  

「都合の悪いモノは私の中にはアリマセン」
と 
思い込んだまま 
今回の肉体を終える人もいるだろう。
 
 
だけど私はもう諦める。
 
見たくないモノと共に居てみるよ。
  

居心地の悪い 
都合の悪い 
認めたくない 
情けなくて狡い私の一部分と 
 
 
私にも隠されていた私を
 
わざわざ探して  
 
見なくても良いのに 
(そして、出来れば見たくないのが人情なのに)
ジーっと見つめて…
 
一緒に過ごしてみるよ。
 
 
そうしたらいつか
 
私にも隠されていた私が 
 
思いの外、悪いヤツじゃなくて
 
愛の輝きだった事を思い出すだろう。