からの、続きです。
2行で復習しますと、
「思考は現実化しません。」
「でも、強く信じている思考は、現実に大きな影響を与える。」
って事です。
ここまでOKですか?
では、もうちょい詳しくいきますね。
「強く信じている思考は、現実に大きな影響を与える」
と書きましたが、
ここでいう「現実」っていうのは、厳密には、
「現実」ではなく
「現実への解釈」に大きな影響を与える、です。
私たちは、みんな現実をありのままに体験していません。
(これを読んでいる方も、この文章に対する解釈は十人十色のはずなんです)
現実に「自分の価値観・フィルターを通した解釈」をつけていて、
「なるほどこれはこういう事だなあ」と経験しているのです。
(「自分フィルター」のついてない人って、
生まれたての赤ちゃんぐらいじゃないかな?)
で、
「強く信じている思考」は、「現実の解釈」に大きな影響があるんです。
例えば
「私は何をやってもダメだ」という思考を
強く深い所で信じていたら……
(あ、これ↑数年前までの私ですけど。)
他人から見たら、よくあるちょっとした失敗でも、
ものすごく凹みますし、打たれ弱いですよ。笑
(あとは、失敗しそうな事に手を出せないとかね。
失敗してまた凹むのが怖くて。)
あと、常に、全ての分野において
自分に自信が持てなかったり。。。
(当たり前ですが、人間には得意な事と不得意な事がありますし、
得意な分野には自信があるけど、
不得意な分野には自信が無い…だったらフツーですけどね^^
客観的に見たら、
他の人に比べて優れて出来ている事があっても、
自信が持てないんですよ…。)
私の例でいうと
「私は何をやってもダメだ」という思考(ビリーフ)を、深い無力感や悲しみと共に抑圧していました。
でも、こんな「ネガティブな思考」なんて、
普段は感じたくないです。
なので、「抑圧」します。
無意識の領域に閉じ込めて、なかった事にする。
そして、意識上では、むしろ真逆の
「何事もなせばなる!やれば出来る!」
と思う(思い込もうとする)んです。
だって「何をやってもダメだ」なんてホントは感じたくないから。
その真逆になろうとして、努力する。
でも、それは、ネガティブな感情を見ないフリして
本当は「何をやってもダメだ」って信じている思考に
無理やりフタをして、
両極に同時に向かって、走るわけです。
アクセルを踏みながらブレーキ踏んでるようなものです。
なので、いきなりここから結論を書いちゃうと
(説明に飽きてきたらしい。(笑))
「私は何をやってもダメだ」という信念を緩めたいならば
まず最初にやる事は…
「私は何をやってもダメだ」と、深い所で信じていたんだな~~~
って、「気づく」事から始めないとダメです。
自分が何を信じて、どんな思考(信念、ビリーフ)を握りしめて、
苦しい現実を経験する事になっているのか
紐解いていく必要があるんです。
「私はどうしてこう思うんだろう?」
「私はいつからこう思ってたんだろう?」
自分で掘り下げていく事も出来ますが
どんな思考が自分を苦しめる解釈を生み出しているのか
自分ではサッパリ分からない事も多いです^^;
(そういう方には、プロのセッションを受けるのをお勧めいたします~)
あれ、
思考の緩め方は、まず最初「気づく」までで終わった。
というわけで、ゆるっと続く。