あなたにとって「母の日」ってどんなものですか?
カーネーションや花束、ピンク色のラッピング。
小さい子が描く「ママ」の似顔絵。
あるいは、ちょっと気を遣う義理のお母様へのギフト選び——。

それとも私のように、すでに亡くなった母親に想いを馳せる日、
という方もいらっしゃるでしょうか。
悲しみや寂しさと共に思い出すのか。
怒りや罪悪感と共に思い出すのか。
それとも、くすっと笑えるエピソードと共に思い出すのか。
同じ「亡くなった母」でも、
何と一緒に思い出すかで、苦しみにも幸せな記憶にもなる。
私はおかげさまで、職業柄たくさんの癒しに取り組んできたこともあり、
今では辛い気持ちで思い出すことはほぼありません。
認知症だった母のおもしろ発言を思い出しながら、
一人でふふっとなっているくらいです。笑
今日は、母の日を(あ、もう過ぎてしまいましたが)
100%ハッピーに過ごせないあなたに向けて書きたいと思います。
(私も昔は「母親に感謝すべき」というムードに
プレッシャーを感じて苦しかったタイプです。)
「感謝すべき」という空気
SNSでも、メディアでも、近所のおばさまからも——
「育ててもらった親には感謝すべき」
という無言のプレッシャーが流れてきます。
母の日には、「感謝して当然」というムードがある。
(ちなみに、もらった贈り物は喜んで当然、
というムードに疲れている
「お母さん」側の方もいるかもしれませんね。笑)
でも、そのムードに必要以上に反応して、
疲れてしまうことがある。
そして「こんなことで苦しくなる自分がおかしいのかも」
「私は感謝が足りないダメな人間だ」と、
自分をさらに責めてしまう。
「正しい家族」なんて、存在しない
私がひとつ、覚えておいてほしいことがあります。
「正しい姿」「あるべき形」「これが普通」
——そんなものは、本当は何一つ存在しないんです。
あなた自身が
この世でたった一人のユニークな存在であるのと同じように
世界中の一人一人が、個性があり、背景が違う、ただ一人の人間です。
あなたのお母さんはこの世でたった一人の個性的な存在。
世間の思う「優しいお母さん」とイコールでは、ないんです。
だからあなたも
「世間の求めるお母さんに感謝すべき子ども」ではなくても良い。
優しいお母さん、
頼りになるお父さん、
可愛くて成績の良い子ども、
愛情深い祖父母……
そんな「こうあるべき夢物語」を、
いつまでも自分の基準にしなくていい。
感謝の気持ちが湧いてこないなら、それでいい。
世間のプレッシャーが苦しく感じるなら、苦しいんだね、でいい。













